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2019年08月20日 [FAQ]

社会保険労務士に委託するメリットとは?

父から引き継いだ社員10名程度の小さな会社で、社会保険の手続きや給与計算ができる事務スタッフもいるので、これまで社会保険労務士は必要ないと思っていました。
しかし、これまで父の代からお世話になっていた顧問税理士さんが引退することになり、新しい税理士さんを雇用すると、いろいろためになるアドバイスをしてもらえて、会計ソフトや給与計算ソフトを導入することで、社会保険労務士を雇用できる分の人件費も削減できることが分かりました。
ちょうどこれまで働いてくれていた事務員さんが近々退社することが決まっていて、新たに事務員を雇用しなければいけないと思っていて、一人分の人件費を考えると、社労士に委託する方がよっぽど費用は安くつくので、是非そうしたいと思っているのですが、その他に社労士に委託するメリットについて教えてください。


回答

経営者として多くのメリットがあります。


自社の社員に社会保険手続きや給与計算を任せている場合は、社員の個人情報が表に漏れてしまう可能性もありますが、税理士同様に、社労士にも守秘義務がありますので、今の時代小さな会社でもナーバスにならなければいけない情報漏洩の心配がなくなります。
事務員を一人雇用するには、アルバイトでもそれなりの人件費がかかりますが、小規模な会社で社労士を雇っても、大きな負担にはなりません。
情報漏洩以外にも、近頃では働き方改革が騒がれていて、長時間労働や未払い残業などの問題が多くの企業で問題になっていて、社員から法令違反を指摘されて、最悪訴訟を起こされるケースも増えています。
その点、労務のプロフェッショナルである社労士に委託することにより、日頃から適切なアドバイスを受けられるため、労使間のトラブルやリスク回避もできることになります。
素人ではなかなか分かりにくい複雑な社会保険手続きや、就業規則や諸規定の作成や、賃金や人事評価などの整備なども、社労士に全て任せることができるため、経営者はより本業に専念できることになります。
労働、社会保険の事務手続きは多岐に渡り、法令改正にもしっかり対応しなければいけませんが、わざわざ手続きのため役所に何度も足を運ぶ手間も省くことができます。
社労士は、当然のごとく法令改正や労務管理全般に関する情報を常に熟知しています。
最新の情報もきちんと経営者に伝えてくれ、経営の円滑化を図ることができます。

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